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玄関が散らかっているとき、床に置かれているものを一度よく見てください。たぶん、靴だけではありません。鍵、郵便物、宅配の伝票、マスクの箱、子どもの帽子。靴箱の上が定位置になっている小物が、必ず何かあるはずです。
ここが見落とされやすいところで、玄関が片づかない理由を「靴が多いから」と考えると、買うのは大きな下駄箱になります。ところが靴をしまっても、床と天板に残るのは靴以外なので、見た目はあまり変わりません。うちでも一度これをやりました。
原因は単純で、帰宅した瞬間に手から降ろすものの置き場が無いことです。鍵とスマホと郵便物を持った状態で靴を脱ぐと、両手がふさがっている時間が数秒あります。その数秒のあいだに置ける場所が無ければ、いちばん近い平面——つまり床か靴箱の上に置かれます。
なので、シューズラックを選ぶ順番も変わります。容量から入ると失敗しやすい。先に「靴以外をどこで受けるか」を決めて、それが成立する形のものを選びます。基準を3つに絞って見ていきます。
玄関の収納を選ぶ3つの基準

基準を満たす定番
幅60cmを2個セットで、奥行は30cm。基準①に当てはめやすいのがこの形で、2個を横に並べず、1つを靴用・もう1つの天板を小物置きにする使い方ができます。ルーバー扉なので手前に開くスペースがほとんど要らず、基準②も満たしやすい構成です。レビューは2,710件で評価は★4.0。ただし2個ぶんの幅を取るので、間口が狭い玄関では1個から始めて様子を見るほうが安全です。
扉付きで12段、ミラーの有無を選べるタイプです。基準③の容量を優先するならこれで、縦に積む形なので床面積を増やさずに足数だけ増やせます。ミラー付きを選ぶと出かける前の確認がここで済むので、玄関に鏡を別置きしなくてよくなるのが実際の効きどころです。価格は26,980円と今回の3つでは高く、12段ぶんの高さが出るため、天井や照明との干渉は先に測ってください。レビューは1,824件で★4.33。
8,999円と価格が抑えめで、幅60/90、最大21〜28足の設定があります。基準③に対していちばん素直に容量で答える選択肢です。ルーバー扉で通気も取れます。レビューは1,397件・★3.91と今回の3つの中では評価が分かれており、組み立ての手間や板の厚みに触れた声が含まれます。まず容量の問題を片づけて、小物の受け皿は別に作る——という順番で使うのが向いています。
先に決めるのは「靴以外をどこで受けるか」
玄関の収納は、容量を増やすほど片づくとは限りません。靴をしまっても、床に残るのは靴以外だからです。買う前に、鍵と郵便物の定位置を紙の上でいいので決めてしまうと、選ぶべき形が絞れます。
置き場所の目安は、帰宅して3歩以内。玄関に入って靴を脱ぐまでの動線から外れると、面倒になって結局いちばん近い平面に置かれます。天板でも、壁のフックでも、浅いトレー1枚でも構いません。手を伸ばさずに降ろせることが条件です。
そのうえで容量を見ます。今ある靴の1.5倍が目安ですが、これは「今の量を全部残す」前提の数字です。もし1年以上履いていない靴が何足かあるなら、先にそこを見直したほうが、買うサイズは小さく済みます。玄関は家の中でいちばん面積あたりの単価が高い場所なので、収納を増やすより中身を減らすほうが効くこともあります。
今日やることを1つだけ選ぶなら、玄関に浅いトレーを1枚置いて、そこに鍵を入れてみる。それで床の物が減るなら、原因は靴ではなかったということです。
「1年以上履いていない靴」を見直すところから始めるなら、部屋ごとに残す・手放すの基準をまとめたチェックリストを使ってみてください。玄関の項目もあります。
※価格・レビュー件数は執筆時点の情報です。最新の価格は各商品ページでご確認ください。

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