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固定費の見直しには効く順があります。通信、保険、サブスク——この順で手をつけるのが定石で、理由は一度やれば戻らないからです。契約を変えるのは面倒ですが、面倒なのは1回だけ。翌月から意識しなくても下がり続けます。
問題は、この「一度で終わる」リストに水道代が入っていないことです。水道は契約を変えても下がりません。だから多くの人が毎日の努力——こまめに止める、シャワーを短くする——で下げようとします。そして続きません。
続かない努力は、器具に置き換えるのが正解です。シャワーヘッドを替えるのは1回で終わる作業で、そのあとは何も意識しなくていい。通信や保険と同じ「一度やれば戻らない」側に、水道代を移せます。
ただし、節水シャワーヘッドは「何%節水」の表示だけで選ぶと失敗します。先に選ぶ基準を3つ決めてから、それを満たす定番を見ていきます。
節水シャワーヘッドを選ぶ3つの基準

基準を満たす定番
手元に止水スイッチが付いた日本製のモデルです。基準①をそのまま満たす形で、片手で止められます。レビュー件数が2万件を超えていて、この分野では実質の定番になっています。ここで挙げた3つの中では手頃な帯なので、1本目に何を買うか迷ったときの基準にしやすい一台です。
マイクロナノバブルで90%節水をうたうタイプ。基準②の「%の中身」を見るなら、これは水圧を落とす方向ではなく気泡で体感を作る方向の設計です。数字の大きさに引きずられず、自分が求めているのが水量削減なのか浴び心地なのかを決めてから選んでください。
同じアラミックのナノバブルタイプで、水量調整機能が付いた上位モデルです。手元ストップも付くので基準①と②の両方に効きます。価格帯は上がりますが、家族で好みの水量が違う家では、1本で調整できるほうが結果的に揉めません。逆に一人暮らしなら、ここまでの機能は要りません。
水道代を「意識しない支出」に戻す
節約が続かない原因は、意志の弱さではなく毎回判断させる設計にあります。シャワーを浴びるたびに「短くしよう」と考えるのは、1日1回の判断を毎日課しているのと同じです。器具を替えれば、その判断は消えます。
順番としては、通信・保険・サブスクを先に片づけてからここに来るのが効率的です。金額の桁が違うので、先に大きいほうを終わらせたほうが体感が変わります。水道は、その次の一手です。
取り付けのときは、今使っているヘッドを捨てないでください。合わなかったとき、賃貸で退去するときに戻せます。外して箱に入れておくだけで十分です。
それでも水道代が下がらないなら、原因はシャワーではなく洗濯やトイレ、あるいは漏水のほうにあります。検針票の使用量を2〜3か月分並べて、季節と関係なく増えていないかを先に見てください。
どこが下がってどこが下がっていないかは、1か月記録すると一目で分かります
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