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寒くなってから暖房の設定温度を上げて、請求を見て驚く——これを何年か繰り返しました。
やっていたのは足すことだけでした。暖かさを足す、時間を足す、設定温度を足す。逃げている分を止めるほうは一度もやっていません。
順番が逆です。先に止めてから、足りない分だけ足す。この記事はその順番の話です。
暖房を強くしても寒いのは、部屋のせいではありません
暖めた空気は、いちばん冷たいところへ向かって逃げます。家の中でいちばん冷たいのは、たいてい窓です。
壁は厚みがありますが、窓はガラス1枚のことがある。そこだけ極端に冷たいので、部屋全体を暖めても、窓のそばで冷やされた空気が足元に降りてきます。
「暖房が効かない」と感じる正体は、たいていこの冷たい空気の流れです。設定温度を上げても、逃げ口が開いたままなら追いつきません。
暖房を入れる前に見る3つ
1. どの窓がいちばん冷たいか
全部の窓をやる必要はありません。手のひらを近づけて、はっきり冷たい窓が1つか2つあるはずです。そこだけで効果の大半が出ます。
見つけ方は簡単で、暖房を切った朝に、順番に手をかざすだけです。北側と、面積の大きい窓が候補になりやすいです。
2. 冷たいのはガラスか、すき間か
ここを分けないと、買うものが変わります。
ガラス全体が冷たいなら、面をふさぐもの(シートやカーテン)が効きます。サッシのふちだけ冷たい風が来るなら、面をふさいでも直りません。すき間をふさぐほうです。
手をかざして「面が冷たい」のか「風が動いている」のかで分かれます。ここを確かめずに買うと、効かないほうを買います。
3. その窓を、これから開けるかどうか
見落としやすいのがこれです。毎日開ける窓に貼るタイプを付けると、開け閉めのたびに剥がすことになって続きません。
開ける窓はカーテンなど掛けるもの、開けない窓は貼るもの。この分け方だけで、途中でやめる確率がかなり下がります。
先に止めると、設定温度を上げなくてよくなる
逃げ口をふさぐと、同じ設定温度でも部屋が暖まるまでの時間が短くなります。
大事なのは電気代が下がるのは「我慢したから」ではないという点です。我慢で下げると寒いので続きません。逃げる量を減らすと、我慢しなくても下がります。
だから10月から11月のうちにやります。暖房を毎日つけ始めてからだと、効果を確かめる前に冬が終わります。
足す前に止める

1. どの窓が冷たいか
全部やらなくていい。手をかざして、はっきり冷たい窓が1〜2枚あるはず。そこだけで効果の大半が出る
2. ガラスか、すき間か
3. その窓を開けるか
基準を満たす定番
掛けるタイプです。毎日開ける窓はこちら側になります。カーテンの内側に足す形なので、今のカーテンを外さずに済むかを見ておくと、付けたあとに後悔しません。
貼るタイプで、開けない窓向きです。面が冷たい窓に効きます。⚠️ ただしすき間風が原因の場合はこれでは直りません。手をかざして風が動いていたなら、先にすき間のほうを塞いでください。
同じく貼るタイプですが、こちらは目隠しや飛散防止も兼ねるものです。断熱だけが目的なら不要な機能なので、その窓で他の悩みも同時に解けるかで選ぶと、貼る枚数が減ります。
実際に変わったこと
いちばん冷たい窓を1枚ふさいだだけで、朝に暖房をつけてから部屋が暖まるまでが短くなりました。電気代の数字より先に、設定温度を上げなくなったほうが体感としては大きかったです。
全部の窓はやっていません。冷たかった1枚だけです。
今日やること
暖房を切っている今のうちに、家の窓に順番に手をかざしてみてください。 はっきり冷たい窓が1枚か2枚見つかります。
買うのはそのあとで大丈夫です。面が冷たいのか、風が来ているのかまで分かれば、選ぶものが決まります。
窓まわり 点検シート(そのまま使えます)

電気代は「使った量」より「逃げた量」で決まるので、月ごとの動きを追う家計簿のテンプレートも用意しています。
※価格・レビュー件数は2026年9月7日時点の情報です。最新の価格は各商品ページでご確認ください。


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